今年もカンヌ映画祭が始まります!
年に1度の映画の祭典に、世界中から映画スターたちはもちろん、映画関係者たちが南フランスのカンヌの地に集まります。
イタリアのベネチア映画祭、ドイツのベルリン映画祭ともに世界三大映画祭の一つとして数えられていますが、実際は規模と内容的に言っても世界最大ということになるでしょう。
ケープルヴィルのフォトグラファー、若山もこの映画祭に参加するためにフランスに出張中です。
今年も、「パリ&カンヌ映画祭便り」をこの2週間のフランス滞在中にお届けいたします。
パリや地中海の風を感じていただけたら。
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さていよいよ、カンヌ映画祭が昨日5月8日(火)に開幕しました。
今年のポスターは、ジャンリュック・ゴダールの『気狂いピエロ』(1965) がデザインされたもの。
ヌーベルバーグの映画を代表するポスターに、
カンヌに集まるシネフィルたちの心がときめいています。
グッズを買うのが既に今から楽しみ・・・。
さて、開幕のレッドカーペットは今年もとても豪華でした!
今年の審査員長は
ケイト・ブランシェット(オーストラリア・女優)
審査員のメンバーはこんな顔ぶれです。
チャン・チェン(台湾・男優)
クリステン・スチュワート(アメリカ・女優)
アヴァ・デュベルネイ(アメリカ・監督/プロデューサー)
デニス・ヴィルヌーヴ(カナダ・監督・脚本家)
ロベール・ゲディガン(フランス・監督/プロデューサー/ 脚本家)
カジャ・ニン(ブルンディ・作曲家/パフォーマー)
アンドレイ・ズヴャギンチェフ(ロシア・監督/ 脚本家)
レア・セイドゥー(フランス・女優)。
オープニング赤絨毯には、いろいろな女優・男優・監督などの姿が見られましたが、ジュリアン・ムーア、イザベル・アジャーニ、マーティン・スコセッシ、クロエ・セヴィニーなどなど大物たちが続々と登場。
世界中の映画祭の中でも、これだけたくさんの俳優たちが集まる赤絨毯はカンヌだけでしょう。これが約10日間も続くのですからすごい騒ぎです。
そしてオープニング作品『EVERYBODY KNOWS』のペネロペ・クルスとハビエル・バルデムが最後に登場。
ところで、今年からディレクターが代わって記者会見やフォトコールなどのプレス関連のイベントが正式上映の翌日になるなど、
永年の慣習がちょっと改められたりしています。
コンペ作品のリストも監督も、新しい顔ぶれがいつもより多い様子。
どんな映画祭になるのでしょうか。
日本の作品も是枝監督の『万引き家族』に濱口竜介監督の『寝ても覚めても』と二本もコンペに入っているので嬉しいですね。
監督週間部門にも、アニメーション『未来のミライ』が、そして短編でも『どちらを選んだのかはわからないが、どちらかを選んだことはわかる』が入っているので注目されています。
フォトグラファーとして、このうち2作品のオフィシャルフォトグラファーを務めさせていただくので、
ご一緒するのが楽しみです!
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photo (c) Kazuko Wakayama
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