七五三の起源と東京での七五三のベストな時期は?

2017/10/14
古民家写真館で七五三撮影

七五三の時期って、いつなんでしょうか?

 

七五三の起源と、それをふまえた上で現代の祝い事としての七五三のお祝い時期をご紹介したいと思います。

 

[七五三の起源]

そもそもの始まりは、平安時代とされます。

こどもは、「七つまでは神の内」というように、その昔それまでの子供の成長は神様にお任せするしかありませんでした。

 

昔、こどもがこの年まで健やかに育つことは、大変めでたいことでありました。

もともと、3歳、5歳、7歳ではそれぞれ以下のような儀式がありました。

3歳は「髪置(かみおき)の儀」:男女共に髪を伸ばし始める。

5歳「袴着(はかまぎ)の儀」:5歳から男の子が袴を着るようになる。

7歳「帯解(おびとき)の儀」:7歳の女の子が大人と同じ帯をするようになる。

 

 

[なぜ11月15日?]

 

病弱だった、徳川綱吉の長男徳松が健康祈願をした日が天和元年(1681年)の11月15日。旧暦の鬼宿日(鬼が出歩かない日)が15日でした。その後すくすくと育ったことから、各地でその日に七五三をするようになったとのこと。

 

また、旧暦の11月はその年の収穫を神々に感謝する月でもありました。氏神への収穫の感謝を兼ねて子供の成長を感謝してお祝いをします。

 

また、奇数はめでたい数とされていました。

 

儀式として七五三が定まってきたのは江戸時代、武家から。

最初関東の地方風俗として一般庶民に広まりました。その後大阪や京都に広まり、そして全国に広まっていきました。

 

上方発祥の習俗としては十三詣りがあり、こちらは関西地方から関東地方に最近広まって来ています。

 

[現代の七五三]

 

数え年で七五三をお祝いする地方もあるようです。それぞれの年齢が「満」になるのを待つべきかどうかということにはきまりはありません。

 

3歳より前に七五三をすれば、少々あどけなさが残るかわいらしい姿が写真になるでしょう。お着物を上手に着ているのは、ちょっぴり難しいかもしれませんが、それはそれで思い出となることでしょう!

逆に、ほぼ4歳になって七五三をしてはいけない、という決まりもありません。ただ、大きくなってくると3歳のお着物が小さめになってきてしまうかもしれません。

また、お母様が妊娠中で体調を考えて七五三の時期をずらしたい、という場合もあることでしょう。下のお子さんが生まれたばかりで・・・ということもあるでしょう。

 

それぞれのおこさまの体格や、性格、ご家族のさまざまな状況を総合的に判断して、一番よいと思われる時期を選ばれることをおすすめいたします。

 

混雑を避けて早めに、または遅めに、という方もいらっしゃいます。

神社への参拝を考えていらっしゃる場合は、真夏日にお着物を着るのは難しいので、夏の暑い季節だけを避けることだけは、気持ちよく七五三を祝うためのポイントかもしれません。

また、神社によっては、七五三詣での時期が決まっている場合もあるので、お問い合わせしてみてください。

 

ケープルヴィルでは、七五三の衣装のレンタルのご説明から、撮影についてのご質問や、撮影内容のご紹介などを随時ご予約制でしております。

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